関西屈指の高級住宅地で有名な兵庫県芦屋市に、

とっておきのナポリピッツァ専門店があります。

今回取り上げるのは、「viola（ヴィオラ）」さん。

JR神戸線・芦屋駅北口から徒歩3分。

周辺を散策ついでにふらっと立ち寄れるお店です。

 

美味しさを追求するそのこだわりは、

いったいどんなものなのか、

いろいろと探っていきましょう。

 

まずは、いちばん要の生地から。

熊本製粉の石臼挽小麦粉など、3種類を組み合わせ、

スッと喉を通っていく独自の食感を作り上げています。

おそらく、この配合に至るまでにいくつもの試行錯誤を繰り返したことでしょう。

 

味のベースとなるのは、イタリアのモンテベッロの有機ホールトマトです。

太陽を一身に浴びた完熟もので、味わいの深さが別格。

こちらの逸品には欠かすことのできない食材と言ってもいいでしょう。

もう一つの柱とも言っていいチーズには、

「フィオーレ ディ ラッテ」などのモッツァレラを使用。

コクとまろやかさを加える心強い名パートナーです。

 

これらの素材をまとめた一枚を一気に焼き上げるのが、

イタリア直輸入の薪窯です。どっしりした造りで、

それ自体あたかも美しい工芸品のようなビジュアル。

450℃の温度で約1分半以内の早わざで

勝負を決める職人さんの技にも注目したいところです。

こういったプロセスを経て、

何度食べても飽きのこない味が生み出されるわけです。

 

王道の「マルゲリータエクストラ」をはじめ、

「クアトロフォルマッジ」や「ビアンカネーヴェ」、「チチニエッリ」など、

常時25種類以上のテイストを提供する多彩さも、見逃せないポイントです。

 

本場のビールやワインを片手にいただくと、

直径およそ30センチのサイズながらも一人で平らげてしまう食べやすさ。

一度体験するとクセになること間違いなしです。

 

スミレを店名に冠した「viola（ヴィオラ）」は、

その花言葉通りに、日々、

誠実かつ謙虚にピザづくりに取り組んでいるお店です。

その真摯な仕事ぶりをぜひ現地で体験してみてください。