場所は福岡県、高砂にある寿司屋、「すし 幸徳」では日本の古き良き伝統が受け継がれています。寿司は昔から食べられてきた日本の伝統食ですよね。この伝統を感じながらも、絶品のお寿司が食べられるのです。
何が伝統的なのでしょう。それは、お寿司の製法にあります。例えば、ご飯を保存するお櫃です。これは、古くから使われる「わらいずみ」を使用します。自然の藁で出来ていて、保温と保湿がしっかりできます。わらいずみで保存するからこそ、シャリを最高の状態にもっていくことが出来るのです。そしてシャリに使われる酢は、酒粕酢を使っています。酒粕酢は、江戸時代に使われていた酢です。米酢よりも安価でおいしいと、江戸の名店でも使われていたことがあります。なんだかタイムスリップしたかのような気持ちになります。
この伝統に、さらに本物を掛け合わせることで極上の寿司作りがおこなわれます。
まずは、寿司に欠かせない鮮魚ですね。地元の長浜市場以外、北海道など全国各地から集めた鮮魚を使います。もちろん、そのときに一番いいものを使うから新鮮そのものです。納得がいかなければ仕入れることはありませんから、お店に並ぶ鮮魚は全て店主のお目にかなったものというわけです。これはおいしいに違いありませんね。
そして、その鮮魚を引き立てる塩とワサビ。シャリに欠かせない塩は種子島産の天日塩を使用。海水を自然蒸発させた塩で、味はとっても上品です。ひとつひとつ手作業で作られているから出せる味です。そして、ワサビは最高品種である真妻種わさびを使います。この真妻種わさび、実は作っているのは全国でも２箇所のみという希少性の高いものです。甘みもあって、香りもしっかりしていますが、刺激は強すぎないため寿司の邪魔をしません。
昔ながらの製法と、こだわりが溢れた食材で作られる寿司はまさに逸品そのものです。季節ごとの味も楽しめる逸品を、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。
店名 すし 幸徳（スシ コウトク）
住所 〒810-0011 福岡県福岡市中央区高砂1-22-10 恵比須ヒルズ1F
電話番号 092-531-2311
アクセス 西鉄天神大牟田線・福岡市地下鉄七隈線「薬院駅」より徒歩5分
営業時間
[ランチ] 12:00～15:00
[ディナー] 18:00～22:00
定休日 不定休
