「とりなべマルニ」は、博多名物でもある「水炊き」が評判のお店です。
秋田のきりたんぽ、東京の軍鶏鍋、京都のかしわ鍋に比肩するこの郷土料理の魅力。
なかなか文字にして伝えるには困難。なんせ、言葉にできないほど、めちゃくちゃ美味しいのですから。
さて、スープからこだわりたっぷり。
鶏がらは砕かずにそのまま入れ、旨味が出るまで弱火でじっくりと煮出しているといいます。
灰汁を丁寧に取り除くのは当たり前。さらにそこからもう一段階、余計な雑味を消しているのでしょう。
手が込んでいるからこそ、味もさっぱり。
また、高級ブランド地鶏「天草大王」が贅沢に使用されているのもポイント。さらには、調理法も一筋縄ではいきません。
まずは出汁だけで、鶏肉やつくねを味わってみてください。
少し塩を加えて、そのままスープとして飲んでも旨いです。ここは、お忘れなく。
そのあとは、橙で作られた自家製のポン酢や柚子胡椒で、自分好みにアレンジしてもいいですね。
締めには雑炊が定番ですが、ここでおすすめしたいのは蕎麦。
鶏や野菜のエキスがつまったスープがしっかりと吸収されるので、コクがありつつもあっさりと啜ることができます。
どうしたって美味しいです(語彙力www)。この感覚、クセになりますよ。
さらに、「とりなべマルニ」では、総じて鶏料理が絶品。そう、水炊きだけではないのです。
特に推奨したいのは、珍しいであろう洋風の「自家製のレバーのパテ」。
口に入れるとレバーの香りがふんわりと広がります。味がしっかりしているので、お酒が進むはずです。
わざわざコースに追加で注文する人も多い逸品。
もものたたき、レバ刺し、ささみなどの鶏刺しも外せませんね。
鶏料理とは奥深いものです。そんなことをこのお店で学びました。
様々な食感や味わいを堪能するなら、博多の「とりなべマルニ」へぜひ!
グルメレベル(なんじゃそりゃ笑)が確実にアップするほど、貴重な体験が出来ると思います。