錦糸町に店を出してから随分と長い年月が経つ老舗の居酒屋。そう、なすびの絵がひときわ目立つ看板が掲げられた『料理屋なすび』です。
現在は二代目が店主を受け継いでいるといいます。その連綿とした歴史、伝統、故郷・・・。思わず「ただいま」と言ってしまいそうな、親しみやすく落ち着いた店内は、夕方より常連さんたちが集まりだします。
ここでおススメなのが“鹿児島産黒豚しゃぶしゃぶ”です。「一度食べると忘れられない味」という声も多いこの一品。本場さながら、いやそれ以上に美味しく食べていただきたいと、黒豚はもちろん、醤油、かつおぶしなども九州から取り寄せているこだわりようです。具をくぐらせる出汁にはニンニクが入っており「しゃぶしゃぶにニンニク？」と思ってしまいそうですが、それにより肉の臭みが抑えられ、黒豚の旨みをしっかりと引き出します。気持ち的にスタミナもアップ！？そうなれば、一石二鳥ですよね。
そして秘伝のつけダレ。材料はヒミツとのこと。とにかく言えるのは、この代物が大活躍しているということ。結果、野菜もお肉もお箸が止まらなくなるほど。
そのほか、試して欲しい逸品は多数。例えば、古くからの大ヒットメニュー、「海老のみの揚」。みの揚の”みの”とは、昔の雨具の事で、まるで海老が蓑（みの）を着ているように見えるお料理です。千切りにしたジャガイモを衣に使うことで、シャキシャキほくほくと歯触りの良さもポイント。お酒がすすんでしまうのも致し方ない(笑)。
ということで、お酒ですよ。日本酒、焼酎と種類も豊富。前者は日々ラインナップが変わるとあって、ワクワクしながら来店できます。料理との組み合わせの妙も一興。至福のひと時、ここにアリ！
こだわりの味を守り続けて約半世紀。心のこもったお料理と温かいおもてなし、確かな安心感がこのお店にはあります。今宵は『料理屋なすび』を満喫しませんか？
